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全国三部会 ぜんこくさんぶかいÉtats généraux; Estates General

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全国三部会
ぜんこくさんぶかい
États généraux; Estates General

フランスの身分制議会聖職者,貴族,都市代表の特権的3身分によって構成された。 1302年4月国王フィリップ4世が教皇ボニファチウス8世との紛争について討議するため,全国民の支持を受けることを目的として招集したのが始り。この議会の主要機能は,国王による特別課税の要求についての審議と同意にあり,その基礎は 14~28年に形成されたとされる。その後重要国策の遂行にあたってもしばしば招集されたが,イギリス議会と異なって立法機能はついに取得しえず,また定期的な国民の代表会議にまで発展するにいたらなかった。そして絶対王政の成立,発展とともに,もともと特別王政協賛機関にすぎなかったので次第にその存在理由を失い,1614年を最後としてフランス革命の始る 1789年まで,170年間以上招集されなかった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

全国三部会
ぜんこくさんぶかい

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世界大百科事典内の全国三部会の言及

【クリア・レギス】より

…カロリング時代の〈諸侯会議Placitum〉を継承したもので,カペー王朝のフランスとプランタジネット朝のイングランドに受け継がれた。広義の王会は,王国内の有力諸侯と高位聖職者を招いて国事を諮問するものであったが,カペー王朝の下では,12世紀のルイ7世,フィリップ2世(尊厳王)の時代に活発な動きを見せたものの,以後衰微し,やがてその機能は全国三部会により取って代わられた。これに対し,狭義の王会は,国王の直臣を中心とする側近の者によって構成され,王領の管理と王国の行政にかかわる事がらにつき,国王を補佐する機関であり,王権の強化を支える重要な機能を果たした。…

【三部会】より

…聖職者,貴族,第三身分(平民)の各代表によって構成され,審議は身分ごとに形成される部会単位で行われたため〈三部会〉と呼ばれる。全国三部会États générauxと地方三部会États provinciauxとがある。全国三部会は通算約60回開催されたが,その歴史は次の4時期に分けることができる。…

※「全国三部会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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