全欧安保協力会議ヘルシンキ首脳会議(読み)ぜんおうあんぽきょうりょくかいぎヘルシンキしゅのうかいぎ(その他表記)Helsinki Summit of the Conference on Security and Cooperation in Europe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

全欧安保協力会議ヘルシンキ首脳会議
ぜんおうあんぽきょうりょくかいぎヘルシンキしゅのうかいぎ
Helsinki Summit of the Conference on Security and Cooperation in Europe

1992年7月,ヘルシンキで開いたヨーロッパ安全保障協力会議 (CSCE) 参加国 52ヵ国の首脳会議。同会議ではソ連解体やユーゴスラビア内戦で激動する冷戦終結後のヨーロッパにおける安全保障問題が協議され,CSCEを従来の協議機関から,大西洋・ヨーロッパ地域における紛争防止・平和解決機関へ転換することが新たに打出された。さらにこの会議で採択されたヘルシンキ宣言では,安全保障問題の協議と協力の強化が明記され,停戦や部隊撤退の監視,医療・難民救済活動などを含む CSCEの平和維持活動が設定された。また軍備管理軍縮,信頼醸成を促進するために,「安全保障協力フォーラム」の設置も決定された。

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