全璧(読み)ゼンペキ

デジタル大辞泉 「全璧」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ぺき【全璧】

《欠けたところのない玉の意》すべてが備わっていること。完璧。
一点きずを見て―の価を評す可らざるなり」〈福沢文明論之概略

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精選版 日本国語大辞典 「全璧」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ぺき【全璧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 欠けたところのない玉の意 ) 欠けるところのない全体。また、完全無欠であること。全部がそろっていること。また、そのもの。完璧。
    1. [初出の実例]「近得拾遺十巻、刊印始成全璧、亦閲者之快事也」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    2. 「一点の瑾を見て全璧の価を評す可らざるなり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三)

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普及版 字通 「全璧」の読み・字形・画数・意味

【全璧】ぜんぺき

完璧。

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