八ッ屋新田村(読み)やつやしんでんむら

日本歴史地名大系 「八ッ屋新田村」の解説

八ッ屋新田村
やつやしんでんむら

[現在地名]大府市共和きようわ

知多丘陵の山間にあたり、大高おおだか(現名古屋市)から追分おいわけ新田を経て、大符おおぶ村へ向かう巡見街道の西にある(尾張八郡図)。東は追分村追分新田村、南は長草ながくさ村に接する。「寛文覚書」には西に接する名和なわ(現東海市)の内に次のようにある。

<資料は省略されています>

これから寛文四年(一六六四)に縄入された名和村の新田であった。その事情を「徇行記」では「寛文覚書ニハ七ツ屋・八ツ屋新田ニアリテ名和村ノ内ニ属セリ」とし、「一体名和村内ノ新田ナレトモ、御代官支配モ替リ庄屋モ別ニ立来レリ」と述べ、家数七二・人口二九九とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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