八丈宝(読み)はちじょうだから

精選版 日本国語大辞典 「八丈宝」の意味・読み・例文・類語

はちじょう‐だからハチヂャウ‥【八丈宝】

  1. 〘 名詞 〙 タカラガイ科の大形の巻き貝紀伊半島・伊豆半島以南に分布し、潮間帯岩礁にすむ。殻高一〇センチメートルに達し、殻は厚く、背面は丸く卵形に盛り上がる。全体栗色で、背には黄白色の円斑を散らし美しい。古来、妊産婦が、この貝を握っていれば安産するといわれるところから子安貝と呼ばれる。和名ハチジョウダカラガイ。《 季語・春 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む