八上上村(読み)やかみかみむら

日本歴史地名大系 「八上上村」の解説

八上上村
やかみかみむら

[現在地名]篠山市八上上

篠山城下の東方、篠山川左岸に位置する。南方高城たかしろ(朝路山)に波多野五代が居城したという八上城、その北西に前田主膳正の館跡がある。天正一六年(一五八八)一一月一五日の山口宗長・石川光重連署状(荒木文書)に「八上上町」とある。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「八上上町」とみえ、高七七九石余。正保郷帳では「八上上町村」として田高六五七石余・畠高七〇石。寛文四年(一六六四)の松平康信領知朱印状(寛文朱印留)では八上々村とする。「丹波志」では曾路そうじ庄のうちで、高三六二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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