八夫遺跡(読み)やぶいせき

日本歴史地名大系 「八夫遺跡」の解説

八夫遺跡
やぶいせき

[現在地名]中主町八夫

八夫集落を中心とする一帯に立地する集落遺跡。室町時代と古墳時代後期―平安時代の二時期の遺構検出されている。第一遺構面では直径四メートルを超える大型の井戸跡一、土壙一などを検出。第二遺構面では、平安時代後期の井戸跡一、奈良時代の掘立柱建物跡一以上、古墳時代後期の土壙などが認められた。平安時代の井戸跡は直径一・一メートル、深さ一メートル余で、土師器小皿・黒色土器椀をはじめ灰釉・緑釉陶器などが多量に出土する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む