八徳(読み)ハットク

デジタル大辞泉 「八徳」の意味・読み・例文・類語

はっ‐とく【八徳】

八つ徳目。仁・義・礼・智・忠・信・孝・てい
俳諧宗匠画工などが着た胴服どうぶく
《「八徳の水」の略》「八功徳水はっくどくすい」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八徳」の意味・読み・例文・類語

はっ‐とく【八徳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌の八種の徳目の称。
  3. 俳諧の宗匠や画工などが着た胴着胴服。十徳に似て、やや品のさがるところからとも、また、これを着ると八つの徳があるからともいう。
    1. [初出の実例]「八徳 ハットク 日本俗表衣(うわぎぬ)也」(出典:文明本節用集(室町中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android