日本歴史地名大系 「八戸街道」の解説 八戸街道はちのへかいどう 岩手県:九戸郡八戸街道江戸時代、奥州街道の福岡(ふくおか)宿(現二戸市)から観音林(かんのんばやし)(現軽米町)・市野沢(いちのさわ)(現青森県三戸郡南郷村)を経て、八戸城下の上組(かみくみ)町に至る街道。八戸藩の参勤交代に利用され、登り街道・上り街道とも称された。福岡から観音林までは現在の国道三九五号、市野沢以後は三四〇号の道筋に近い。福岡から堀野(ほりの)に至り奥州街道と分岐、仁左平(にさつたい)(以上現二戸市)から猿越(さるごえ)峠を越え晴山(はれやま)の観音林に下る。さらに晴山の高清水(たかしみず)、高家(こうけ)の苅敷山(かりしきやま)(以上現軽米町)から市野沢方面に北上する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by