日本歴史地名大系 「八束町」の解説 八束町やつかちよう 島根県:八束郡八束町面積:三四・一三平方キロ八束郡の東部に位置し、中海に浮ぶ大根(だいこん)島と江(え)島からなる。対岸は南が安来市・東出雲町、西が松江市、北が美保関(みほのせき)町、東が鳥取県境港市。現在は昭和四三年(一九六八)着工の中海干拓事業により西は松江市大海崎(おおみざき)町まで、東は江島まで堤防道路で続き、江島から東は境港市へ中浦(なかうら)水門で、北は美保関町万原(まんばら)へ堤防で続いている。松江市と境港市間の最短交通路となっている。この干拓事業は昭和六三年の中海淡水化中止により延期となった。大根島は基盤が玄武岩よりなる溶岩台地で、なだらかな起伏をもつ。江島は西半分が大根島と成因を同じくする溶岩台地、東半分が江戸時代後期以後埋立てられた平坦な砂地よりなる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by