20世紀日本人名事典 「八田尚之」の解説 八田 尚之ハッタ ナオユキ 昭和期のシナリオライター,劇作家,演出家 手織座主宰。 生年明治38(1905)年12月2日 没年昭和39(1964)年8月25日 出生地北海道小樽 学歴〔年〕明治大学中退 経歴大正15年勝見庸太郎プロに入所以来、マキノ映画、日活、東京発声、南旺、東宝、新東宝など転々としながらシナリオを書きつづけた。代表作品に「若い人」「泣き虫小僧」「冬の宿」「多甚古村」「空想部落」などがあり、“文芸映画”と呼ばれる作品に大きな足跡を残した。一方、昭和17年に劇団苦楽座結成に参加、29年には手織座を創設し、戯曲を書くとともに演出も手がけた。戯曲は没後「八田尚之作品集」(全3巻)として刊行された。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八田尚之」の解説 八田尚之 はった-なおゆき 1905-1964 昭和時代の脚本家,劇作家。明治38年12月2日生まれ。大正末年からシナリオをかき,昭和12年の「若い人」,13年の「泣虫小僧」「冬の宿」など,豊田四郎監督の文芸映画で地位を確立した。17年劇団苦楽座を,29年妻の宝生あやこと劇団手織座を創設し,戯曲をかいた。昭和39年8月25日死去。58歳。北海道出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by