日本歴史地名大系 「八町目村」の解説 八町目村はつちようめむら 埼玉県:春日部市八町目村[現在地名]春日部市八丁目(はつちようめ)樋籠(ひろう)村の西に位置する。村の南側を古利根川が流れる。葛飾郡幸手(さつて)領に属した。村民の筑前という者が開発し、その後元和年間(一六一五―二四)に若狭という者が引続き開いたという(風土記稿)。村内を日光道中が通る。小淵(こぶち)村・樋籠村に飛地がある。寛永四年(一六二七)に検地が行われたという(同書)。田園簿では田一六〇石余・畑二八二石余、ほかに野銭永五五文があり、幕府領。元禄八年(一六九五)武蔵国幕府領総検地の一環として検地が実施され(「風土記稿」など)、その後まもなく村の一部が旗本酒井領となり、以後幕末まで変化なかった(「寛政重修諸家譜」「風土記稿」・改革組合取調書など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by