八蔵(読み)はちぞう

精選版 日本国語大辞典 「八蔵」の意味・読み・例文・類語

はち‐ぞう ‥ザウ【八蔵】

〘名〙
仏語
(イ) 小乗・大乗にそれぞれ経・律・論・呪の四蔵を数えて合計したもの。〔三蔵法数‐三一〕
(ロ) 胎化蔵・摩訶衍(方等)蔵・中陰蔵・戒律蔵・(十住)菩薩蔵・雑蔵・金剛蔵・仏蔵の八つ。〔選択本願念仏集(1198頃)〕
下級職人などの通称
浮世草子好色二代男(1684)三「八蔵がもめん着物のぬるるも、かなしさは同し事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android