八重原神社(読み)はえばるじんじや

日本歴史地名大系 「八重原神社」の解説

八重原神社
はえばるじんじや

[現在地名]東郷町八重原迫野内

祭神は天照大神。旧村社。若宮大明神と称していたが、明治四年(一八七一)八重原の天神社などを合祀し現社名に改めた。旧暦一〇月一四日の例祭日の夜はお日待ちさま・お天とうさまと称して集落の人々をはじめ他町村からの参拝者も社籠りを行った。祭は世話役(江戸時代は庄屋、明治時代は弁指、大正時代は区長)が指揮し、各戸一人が神の役を勤めた。準備は一三日から始まり、一四日午前零時には初穂方は耳川まで下り禊をした。その後大餅を搗き、日の餅・月の餅(供え用)などを作り神前に供える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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