六ッ塚古墳群(読み)むつづかこふんぐん

日本歴史地名大系 「六ッ塚古墳群」の解説

六ッ塚古墳群
むつづかこふんぐん

[現在地名]津山市川崎

吉井川と加茂かも川の合流点に北から突き出した丘陵上に分布する古墳群の一部。この古墳群はもと六基の円墳からなっていたので、六ッ塚とよばれていた。このうち一号墳・三号墳・五号墳の三基は発掘調査が行われている。一号墳は径約一七メートルの円墳に造出しを付したもので、葺石をもち、人物埴輪を含む埴輪群の存在が確認されている。三号墳は径約一四メートルの円墳である。五号墳は径約一五メートルの円墳で、葺石・埴輪の存在が認められている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android