六反地村(読み)ろくたんじむら

日本歴史地名大系 「六反地村」の解説

六反地村
ろくたんじむら

[現在地名]窪川町六反地

加江坂本かえざかもと村の南、仁井田にいだ川と中村街道の間にできた近世の新田村であるが、天正一六年(一五八八)の久礼分地検帳に村名がみえ、地積二町六反余、ヤシキ四筆が打出されている。しかしこの分が江戸時代にどの村の地高に含まれたかは不明で、志和分が一町六反余で佐竹分が九反余であった。

六反地の新田開発は慶安年中(一六四八―五二)須崎村(現須崎市)の郷士武政利右衛門によって着手されたが成功せず、その後小倉少助の尽力で進められた(南路志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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