精選版 日本国語大辞典 「六宗」の意味・読み・例文・類語 ろく‐しゅう【六宗】 〘 名詞 〙① 奈良の諸寺で行なわれた仏教の六つの宗派。平安時代以前に伝来し栄えた仏教の総称。すなわち、三論・法相・華厳・律・成実・倶舎の各宗。南都六宗。[初出の実例]「正月最勝王経并十月維摩経二会、宜下請二六宗一、以広中学業上」(出典:類聚国史‐一七九・諸宗・延暦二一年(802)正月庚午)② 中国で説かれた判教による因縁・仮名・誑相・常・真・円の六つの宗。〔法華玄義‐一〇上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例