六浦藩(読み)むつらはん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「六浦藩」の意味・わかりやすい解説

六浦藩
むつらはん

金沢藩ともいう。武蔵(むさし)国久良岐(くらき)郡社家分村六浦(神奈川県横浜市)に置かれた譜代(ふだい)小藩。1万2000石。1723年(享保8)下野(しもつけ)国(栃木県)皆川藩1万5000石米倉忠仰(よねくらただすけ)が六浦に陣屋を移してからの藩名。1696年(元禄9)米倉昌信が1万石で皆川に立藩(在府)。忠仰以後、里矩(さとのり)、昌晴(まさはる)、昌賢(まさかた)、昌由(まさよし)、昌俊(まさとし)、昌寿(まさなが)、昌言(まさこと)と続く。藩領は下野、上野(こうずけ)、武蔵、相模(さがみ)国に分散している。1870年(明治3)六浦藩に改称、71年廃藩、六浦県を経て神奈川県に編入された。

[神﨑彰利]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む