日本歴史地名大系 「六路谷村」の解説 六路谷村ろくろだにむら 福井県:大飯郡高浜町六路谷村[現在地名]高浜町六路谷上津(うわづ)村の北に位置し、村内を丹後街道が通る。西へ向かい吉坂(きつさか)峠を越えれば丹後国加佐(かさ)郡(現京都府舞鶴市)である。「若狭郡県志」に「六路谷村属青郷、去小浜七里許、有梅谷、堂迫之号」とあり、地名の六路谷から轆轤師(木地師)がかつて居住したと考えられる。正保郷帳によれば田方一八〇石余・畠方一八石余、「右之所年ニヨリ三分一日損」とある。文化四年(一八〇七)の戸数二七、人口一七六(雲浜鑑)。吉坂峠は若狭最西端の峠(一〇二メートル)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by