六道山遺跡(読み)ろくどうやまいせき

日本歴史地名大系 「六道山遺跡」の解説

六道山遺跡
ろくどうやまいせき

[現在地名]瑞穂町石畑 狭山嶺

狭山さやま丘陵西部の最高峰の一つである六道山山頂の平坦地および南斜面を除く周辺の緩傾斜地に分布する。標高は最高地点で一九四メートル、北側の谷を下ると比高二五メートルで数ヵ所の湧水がある。古くから石鏃の散布地として知られていたが、昭和四四年(一九六九)に北側斜面の学術調査が行われ、五基の土坑と縄文時代早期の撚糸文系の夏島式・稲荷台式土器を中心に沈線文系の田戸上・下層式、条痕文系の子母口式などの土器片と縄文前期の諸磯C式・十三坊台式の土器片が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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