六阿彌陀(読み)ろくあみだ

精選版 日本国語大辞典 「六阿彌陀」の意味・読み・例文・類語

ろく‐あみだ【六阿彌陀】

〘名〙 六か所の阿彌陀仏。また、その阿彌陀仏が安置されている寺。春秋二度の彼岸後生を願うと、特に利益があるというところから参詣者が集まった。各地にあるが、東京では北区豊島の西福寺(一番)、足立区江北の恵明寺(二番。もと延命院、明治二年に合併)、北区西ケ原の無量寺(三番)、北区田端の与楽寺(四番)、台東区上野の常楽院(五番)、江東区亀戸の常光寺(六番)が有名。《季・春》
狂歌・江戸名所百人一首(18C中)「秋の田をかりほすいねのひまをゑらみ六あみだへぞまいり行つつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android