共分散分析(読み)キョウブンサンブンセキ

デジタル大辞泉 「共分散分析」の意味・読み・例文・類語

きょうぶんさん‐ぶんせき【共分散分析】

ある要因による変動を集団間で比較する際に、他の要因による影響を取り除いて比較する手法分散分析回帰分析を組み合わせたもの。
[補説]例えば、喫煙者と非喫煙者のグループで年間医療費を比較する際に、両グループの平均年齢に差がある場合、まず、各グループで年齢に対する医療費の回帰式を求め、回帰係数回帰直線の傾き)が等しい(つまり、医療費に対する年齢の影響について両グループで有意な差はない)とみなせることを確認する。そのうえで、両グループの回帰直線のy切片(y軸との交点)を比較することで、両グループ間の医療費に有意な差があるか調べる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android