分散分析(読み)ぶんさんぶんせき(英語表記)analysis of variance

岩石学辞典の解説

分散分析

分散分析測定値全体の変動を様々な要因に基づく変動に分解する方法で,この分解は平方の形で進められる.測定値は総平均と変動部分と誤差に分解され,変動は不偏分散を用い,変動部分と誤差部分の二つの分散比を計算し,F分布表を用いて検定する.何種類かの質的に異なる処理の効果を比較する問題に適切な方法である.二つの平均値の比較にはt検定を用いるが,多くの標本の平均値を比較する場合にはフィッシャーによるF検定が用いられる[Griffiths : 1967, Koch & Link : 1971].

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分散分析
ぶんさんぶんせき
analysis of variance

標準的な統計分析法の一つ。多くの因子の作用する状況下で測定したデータの変動を,各因子に起因する変動および誤差に起因する変動の和に分解し,その寄与の大きい因子はきいていると統計的推論を行う。イギリスの統計学者 R. A.フィッシャーが農事試験に用いた実験計画のデータの分析に用いて以来心理学工学などのきわめて広い分野で使われている。

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デジタル大辞泉の解説

ぶんさん‐ぶんせき【分散分析】

観測されたデータのばらつきを、さまざまな要因の効果による変動と誤差による変動に分離し、主要因を明らかにして、その効果の大きさを推定する統計学的手法の一。英国の統計学者R=A=フィッシャーが確立

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栄養・生化学辞典の解説

分散分析

 一群のデータの解析手法で,データの分散を変動の因子や個体間の誤差などの要因に分けて解析する統計学的な方法.

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんさんぶんせき【分散分析 analysis of variance(ANOVA)】

一つの特性についてのデータのばらつきの大きさを,そのばらつきの要因別に分解することにより重要な要因を明らかにし,その影響の強さを知るための統計的方法の一つ。たとえば,米などの農作物収量は,その品種,天候,土壌性質肥料の使い方などの影響を受ける。工業製品のできばえの特性は,原材料,作業者,製造機械,製造法などのそれぞれの違いによってばらついてくる。このようなばらつきの要因と考えられるもの(米の収量の場合には品種,天候,土壌,肥料など)を因子といい,一つの因子の中で取り上げる区別(品種の場合には個々の品種)を水準という。

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