共同監護(読み)きょうどうかんご

百科事典マイペディア 「共同監護」の意味・わかりやすい解説

共同監護【きょうどうかんご】

離婚(ないし別居)後,従来のように父母一方のみを親権者とはせずに,共同親権を保ったまま子を監護する制度。joint custodyの訳。1980年代に米国の一部の州で立法化されたのをはじめとして,ヨーロッパにも広がりつつある。医療・教育・宗教・福祉などの重要事項についてのみ共同監護し日常生活はもっぱら一方の親のもとでのみ送るという〈法的共同監護〉と,日常生活じたいを交互にそれぞれの親のもとで送る〈身上共同監護〉の2類型がある。日本においても,離婚後の単独親権を定める規定(民法819条2項)を改正し,共同監護制度を導入すべきとの主張がある。ただし,精神分析学的観点からは,共同監護(および面接交渉権)は必ずしも子どもにとって望ましい制度とは限らないという有力な批判がある。

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