共融合金(読み)キョウユウゴウキン

デジタル大辞泉 「共融合金」の意味・読み・例文・類語

きょうゆう‐ごうきん〔‐ガフキン〕【共融合金】

溶融した状態にある複数金属凝固する際、それぞれの金属が特定割合で同時に晶出する合金

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 Te

化学辞典 第2版 「共融合金」の解説

共融合金
キョウユウゴウキン
eutectic alloy

共晶合金ともいう.凝固の際に,均質な一つの液相から二つの固相を同時に特定な割合で晶出する組成をもつ合金をいう.AおよびB元素が,図に示すような平衡状態図をもつ合金系をつくり,その合金の組成がEに相当する場合,液相からの冷却時に一定温度 TE で次の共晶反応を示す.

液相 → (a濃度の固溶体相α) + (b濃度の固溶体相β)

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android