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共鳴吸収 きょうめいきゅうしゅうresonance absorption

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

共鳴吸収
きょうめいきゅうしゅう
resonance absorption

振動子系がその固有振動数に近い振動数をもつ外力を受けると,エネルギーを強く吸収する現象。また量子系では,原子などの物質系がとびとびのエネルギー準位をもっているとき,それら準位間の差に相当するエネルギーを外部から与えると,それを吸収して,その物質系がより高いエネルギー準位に移る現象をいう。吸収スペクトル共鳴吸収の一例である。物質系に吸収されたエネルギーは,熱エネルギーに変ったり,薄い気体では再び光として放出されたりする。このとき放出される光を共鳴放射,そのスペクトル線共鳴線という。共鳴線というときは,物質系が直接基底状態に移るときのスペクトル線をさすことが多い。

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世界大百科事典内の共鳴吸収の言及

【放射性捕獲】より

…とくに,中性子の速度が遅いときには,複合核状態のエネルギー幅が隣り合う状態間のエネルギーに比べて狭いので,捕獲の確率は入射エネルギーが変わるとともに激しく変動する。これを共鳴捕獲(または共鳴吸収)という。遅い中性子が質量数100以上の原子核と衝突するときには,他の核反応に比べて中性子捕獲がもっとも起こりやすい。…

※「共鳴吸収」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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