兵部省・兵司・主兵署(読み)つわもののつかさ

精選版 日本国語大辞典 「兵部省・兵司・主兵署」の意味・読み・例文・類語

つわもの‐の‐つかさ つはもの‥【兵部省・兵司・主兵署】

〘名〙
① (兵部省) 令制で、八省の一つ。諸国兵士軍事に関するいっさいをつかさどり、また隼人司を管轄する官司。卿(かみ)、大・少輔(すけ)、大・少丞(じょう)、録(さかん)史生などの宮人を置く。→ひょうぶしょう。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
② (兵司) 令制で、後宮十二司の一つ。後宮で兵器出納をつかさどる。尚兵、典兵の女官が勤仕する。→ひょうし
③ (主兵署) 令制で、春宮坊に置かれた官司の一つ。兵器、儀杖などのことをつかさどる。→しゅへいしょ

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