内の重(読み)ウチノエ

デジタル大辞泉 「内の重」の意味・読み・例文・類語

うち‐の‐え〔‐へ〕【内の重】

いくえにも垣のある宮殿内側御門の内。
海若わたつみの神の宮の―のたへなる殿に」〈・一七四〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 皇祖 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「内の重」の意味・読み・例文・類語

うち【内】 の 重(え)

  1. 皇居や大邸宅などの幾重もの垣のうちで内側のもの。また、その内部。宮殿。⇔外重(とのえ)
    1. [初出の実例]「皇祖(すめろき)の 神の御門に 外重(とのへ)に 立ちさもらひ 内重(うちのへ)に 仕へまつりて」(出典万葉集(8C後)三・四四三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android