内の重(読み)ウチノエ

デジタル大辞泉 「内の重」の意味・読み・例文・類語

うち‐の‐え〔‐へ〕【内の重】

いくえにも垣のある宮殿内側御門の内。
海若わたつみの神の宮の―のたへなる殿に」〈・一七四〇〉

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関連語 皇祖 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「内の重」の意味・読み・例文・類語

うち【内】 の 重(え)

  1. 皇居や大邸宅などの幾重もの垣のうちで内側のもの。また、その内部。宮殿。⇔外重(とのえ)
    1. [初出の実例]「皇祖(すめろき)の 神の御門に 外重(とのへ)に 立ちさもらひ 内重(うちのへ)に 仕へまつりて」(出典万葉集(8C後)三・四四三)

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