山川 日本史小辞典 改訂新版 「内田汽船」の解説
内田汽船
うちだきせん
1914年(大正3)三井物産船舶部出身の内田信也が設立した海運会社。折からの大戦景気で所有汽船を1隻から翌年16隻に増加させ,60割の配当を実現。資本金は当初25万円,15年に50万円,16年には一挙に1000万円に増資。山下汽船・勝田汽船とともに「船成金」と喧伝されたが,第1次大戦後の不況下にいち早く事業を縮小。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報