内野砂鉄山跡(読み)うちのさてつやまあと

日本歴史地名大系 「内野砂鉄山跡」の解説

内野砂鉄山跡
うちのさてつやまあと

[現在地名]大東町大原

砂鉄川上流部、内野一帯に分布する砂鉄採掘地。採掘開始の時期は不明だが、元文二年(一七三七)頃にはすでに採掘時の濁水が問題となっている(同四年「達書」白石文書)。寛保二年(一七四二)から延享五年(一七四八)までの内野砂鉄掘方万御用留(菅原文書)によれば、採取量は一番多い寛保二年は一千七七五石余、最も少ない延享三年は二三四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android