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内鞘 ナイショウ

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デジタル大辞泉の解説

ない‐しょう〔‐セウ〕【内×鞘】

高等植物の茎または根の内皮のすぐ内側にあって、維管束を囲む柔組織の細胞層。根ではこれが分裂して側根を形成する。

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大辞林 第三版の解説

ないしょう【内鞘】

高等植物の茎や根の内皮のすぐ内側にある柔組織。側根の原基となる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

内鞘
ないしょう

植物器官上の用語。中心柱の基本組織のうち、内皮(ないひ)と維管束組織との間にあって、環状に分布し、中心柱の最外層をなす部分をいう。種子植物の茎ではほとんど内皮が認められないため、本来の意味での中心柱の境界を定められず、したがって内鞘も指摘できない。しかし、こうした場合でも中心柱を想定し、篩部(しぶ)の最外部を内鞘とすることがある。裸子植物の根の内鞘はほとんどが数層であり、被子植物の多くは一層である。これらの植物の場合、側根は、この内鞘の柔組織の細胞が分裂を再開して増殖し、根端分裂組織を構成しながら、元の根を突き抜けて成長するという内生的起源によって生じる。なお、シダ植物における側根は内皮起源である。二次肥大する根では、形成層の一部は内鞘から生じ、またコルク形成層も内皮起源であることが多い。[西野栄正]

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