デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「円善」の解説 円善 えんぜん ?-? 平安時代の僧。天台宗。比叡山(ひえいざん)東塔で修行。生涯6万部の法華経読誦(どくじゅ)をちかう。熊野参詣の途中,紀伊(きい)有田(ありだ)郡(和歌山県)の山中で死亡。のちに同地をとおりかかった法華経持経者の壱叡(いちえい)は,法華経がとなえられているのをきいた。みれば舌だけがのこっていたという。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例