熊野参詣(読み)くまのさんけい

精選版 日本国語大辞典「熊野参詣」の解説

くまの‐さんけい【熊野参詣】

※平家(13C前)一二「いささか宿願によって、熊野参詣のために罷り上りて候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典 第2版「熊野参詣」の解説

くまのさんけい【熊野参詣】

(1)平曲の曲名。平物(ひらもの)。フシ物。平維盛(これもり)は,屋島の戦陣を離脱して紀州に渡り,高野山で髪をおろした後,熊野三山参詣に赴いた。最初に参った本宮は,本地(ほんじ)が阿弥陀如来だというので,来世の往生を願い,また都に残した妻子平穏を祈った。新宮は巌松が高くそびえ流水が清く走る清浄の地だったし,また那智は数千丈の観音の霊像が拝まれて補陀落(ふだらく)浄土とも思われた(〈三重(さんじゆう)〉)。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

国民投票法

正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律」。平成19年法律第51号。2007年(平成19)5月18日に制定され、施行は3年後の2010年5月18日である。この法律は、日本国憲法第96条に定める日本...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android