精選版 日本国語大辞典 「円月」の意味・読み・例文・類語 えん‐げつヱン‥【円月】 〘 名詞 〙① まるい月。満月。[初出の実例]「身現を画せず、円月を画せず、満月相を画せず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)[その他の文献]〔江淹‐雑体詩〕② 狩り矢に用いるやじりの一種。目無鏑(めなしかぶら)につけて用いる矪(くるり)の鏃(やじり)の異名。弧を描いて、両端が下方に向かった形をしている。③ 琵琶(びわ)の柱の下にあって音の響きをよくする穴(日葡辞書(1603‐04))。隠月(いんげつ)。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例