日本歴史地名大系 「円田村」の解説 円田村えんだむら 宮城県:刈田郡蔵王町円田村[現在地名]蔵王町円田塩沢(しおざわ)村の北・西方一帯で、北は平沢(ひらさわ)村。南の永野(ながの)は笹谷(ささや)街道の宿駅であり、すぐ南を流れる松(まつ)川沿いに遠刈田(とおがつた)温泉に通じる道がある。この街道沿いの根無藤(ねなしふじ)および一戦場(いつせんば)には源頼義や安倍貞任をめぐる伝承がある。天文七年(一五三八)の段銭古帳に「三十八貫二百五十文 円田」とある。「伊達正統世次考」天文一二年九月二一日条に「苅田荘遠田郷内、奴名井在家一間」とあり、晴宗が大町修理亮に与えている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by