蔵王町(読み)ざおうまち

日本歴史地名大系 「蔵王町」の解説

蔵王町
ざおうまち

面積:一五三・五六平方キロ

中央蔵王の東麓に位置する。西は刈田岳(一七五八メートル)屏風びようぶ(一八一七・一メートル)連峰しち宿しゆく町、北はにごり川の流れと四方しほう(三六五メートル)を結ぶ線で柴田郡川崎かわさき町と、南は東蔵王の青麻あおそ(七九九・九メートル)かみ(一五八五メートル)を結ぶ線で白石しろいし市とそれぞれ境する。西半分は蔵王の山岳地と七日原なのかはらの高原地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蔵王町」の意味・わかりやすい解説

蔵王〔町〕
ざおう

宮城県南部,蔵王山の東麓を占める町。白石市の北に接する。1955年宮村と円田村が合体して町制。集落白石川支流松川河岸とその周辺を主に発達。中・西部山地であるが,耕地面積は町域の半分近くを占め,東部の松川下流域と円田盆地で,リンゴ,ナシなどの果樹を生産。米,雑穀類の生産に加え,畜産酪農も盛ん。江戸時代の豪農の暮らしぶりを伝える我妻家住宅は,国の重要文化財に指定。町域の大半が蔵王国定公園に属し,遠刈田温泉から山形県の蔵王温泉蔵王道路(エコーライン)が通じる。中央・南蔵王を含む町域西部一帯は蔵王高原県立自然公園に属する。国道4号線,457号線が通る。面積 152.83km2(境界未定)。人口 1万1418(2020)。

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