日本歴史地名大系 「円行寺跡」の解説 円行寺跡えんぎようじあと 高知県:高知市円行寺村円行寺跡[現在地名]高知市円行寺南流する円行寺谷川の東側山中にあった真言宗の大寺。医王山秘蔵院と号し、本尊は薬師如来。現在、跡地にはその本尊(県指定文化財)を安置した薬師堂がある。応永一四年(一四〇七)一〇月八日付の種崎(たねざき)村頂本(ちようほん)寺蔵鰐口銘(古文叢)に「円行寺」とみえる。本山氏が高知平野へ進出して朝倉(あさくら)城を築いてのち、当寺は同氏の尊崇を受けたという。「南路志」は永禄元年(一五五八)六月一一日のこととして次のように記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by