日本歴史地名大系 「円証寺」の解説 円証寺えんしようじ 奈良県:生駒市上村円証寺[現在地名]生駒市上町真言律宗で、本尊は釈迦如来。昭和六〇年(一九八五)奈良市林小路(はやしこうじ)町から移転。「奈良坊目拙解」によれば筒井順慶の父順昭が林小路の別荘で天文二〇年(一五五一)に没し、のち菩提寺としたという。「大和志」は「天文中、筒井順昭再造」と記している。近世の寺領は五〇石で、「庁中漫録」所収の慶長七年(一六〇二)の徳川家康朱印状に「和州円証寺久、依不知行堂舎及敗壊、仍為修造於添上郡肘塚村法華寺村之内五十石、永寄附之、興隆専修造可抽天下祈祷精誠者也」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by