岩石学辞典 「円頂丘」の解説 円頂丘 様々な分野で使用されているが,地形的には滑らかで円く凸型の隆起をいう.構造地質学では層の傾斜が外側に向って放射状になっている特徴がある.深成岩貫入体では上部の面がドーム型で側壁が急傾斜の場合に使用する.火山学では粘性の高い熔岩が噴出した際に,火口の周囲と上部が凝固したために形成された円い塊をいう.高粘性のマグマが表面に到達せず,古い火山体の物質を押し上げてドーム状の形を作った場合にもこの語を使用する.デイリイは内因的ドーム(endogenous dome)と外因的ドーム(exogenous dome)とに区別した[Daly : 1914]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報