事典 日本の地域ブランド・名産品 「再興湖東焼」の解説
再興湖東焼[陶磁]
さいこうことうやき
彦根市で製作されている。江戸時代後期に伊万里焼の職人を招いて、佐和山麓の窯で磁器の焼成に成功したのが、湖東焼の始まり。のちに藩窯になったが、江戸時代末期の1860(安政7)年に桜田門外の変が起こって世情が不安になると、職人の離散を招いた。昭和の末頃に湖東焼を再興しようとの声があがり、1986(昭和61)年に窯が築かれて、再興湖東焼がつくられるようになった。滋賀県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報