世情(読み)セジョウ

デジタル大辞泉 「世情」の意味・読み・例文・類語

せ‐じょう〔‐ジヤウ〕【世情】

世の中のありさま。せいじょう。「世情に明るい」
世間人情俗人の心。せいじょう。「世情に通じている」
[類語]風俗世態世相流俗習俗風習手風てぶり社会現象風紀

せい‐じょう〔‐ジヤウ〕【世情】

せじょう(世情)

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精選版 日本国語大辞典 「世情」の意味・読み・例文・類語

せ‐じょう‥ジャウ【世情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 世俗の考え。俗人の心。また、俗世間のおもむき。せいじょう。
    1. [初出の実例]「香刹青嵒頂、登攀指世情」(出典文華秀麗集(818)中・遊北山寺〈多治比清貞〉)
    2. 「朝変暮改、雲の漂ふが如く、風の来るが如く、唯世情に媚び世論に雷同するの安逸なるを知らざるに非ず」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉一六)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐辛丑歳七月、赴仮還江陵夜行塗口詩〕
  3. 世の中の状態。世間の有様。また、世態と人情。
    1. [初出の実例]「蒼舒文字をかいて世情の愁を忘るる事は、美酒を飲て忘憂を如くなと云ぞ」(出典:四河入海(17C前)三)
    2. [その他の文献]〔羅鄴‐賞春詩〕

せい‐じょう‥ジャウ【世情】

  1. 〘 名詞 〙せじょう(世情)
    1. [初出の実例]「世情 セイジャウ ヨノ中ノ人心」(出典:新撰字解(1872)〈中村守男〉)

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普及版 字通 「世情」の読み・字形・画数・意味

【世情】せじよう(じやう)

世のさま。晋・陶潜辛丑の歳七月、赴仮して江陵に還らんとして、夜、塗口を行く〕詩 居三十 塵事と冥(くら)し 詩書宿好を敦(あつ)うし 林園、世無し

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