離散(読み)リサン

デジタル大辞泉 「離散」の意味・読み・例文・類語

り‐さん【離散】

[名](スル)まとまっていた人々が、互いに離れ離れになること。「一家が離散する」
[類語]失う遺失散逸滅失流失消失消滅消散忘失雲散霧散雲散霧消四散飛散立ち消え消える失せる散る失する無くなる無くす無くする無くなす喪失する亡失する紛失する落とす払拭集散離合結集集合集結糾合集中凝集密集蝟集いしゅう群集集積拡散分散散開

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「離散」の意味・読み・例文・類語

り‐さん【離散】

  1. 〘 名詞 〙 住みなれた土地にいた人々、特に家族が散りぢりになること。また、まとまっていた物がはなればなれになること。
    1. [初出の実例]「父子死亡、室家離散」(出典:続日本紀‐養老五年(721)六月乙酉)
    2. 「家壊れ、妻子眷属離散(リサン)して」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「離散」の読み・字形・画数・意味

【離散】りさん

家族などがばらばらになる。清・黄宗羲明夷待訪録、原君〕天下の骨髓を敲剝(かうはく)し、天下の子女を離散し、以て我一人の樂に奉ぜしむ。~然らば則ち天下の大を爲すは君のみ。

字通「離」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android