冥賀村(読み)みようがむら

日本歴史地名大系 「冥賀村」の解説

冥賀村
みようがむら

[現在地名]大子町冥賀

久慈川上流西側の支谷たま川流域に位置し、北は上郷かみごう村・町附まちつき村。「新編常陸国誌」によると古くは葛洞かんどう村と称し、佐竹知行目録(彰考館蔵)の永正一二年(一五一五)の項に「一、田嶋山並かんとふ深内領 根本三良左衛門」とある。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高には「葛汨村」と記され、同一五年の御代官郷高帳(「田制考証」所収)の村々高寄新家惣右衛門分にも「葛泊村」とみえる。寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)に「冥賀村」とあり、元禄郷帳に「冥加村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android