凌雲台(読み)リョウウンダイ

デジタル大辞泉 「凌雲台」の意味・読み・例文・類語

りょううん‐だい【凌雲台】

中国文帝洛陽に築かせた楼閣。額に凌雲観と書かせるため書家楼上に登らせたが、恐怖のため下りてきたときには頭髪が雪のように白くなっていたという。凌雲観。

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精選版 日本国語大辞典 「凌雲台」の意味・読み・例文・類語

りょううん‐だい【凌雲台】

  1. 中国魏の文帝が洛陽に築いた楼台の名。明帝の時に壊れ、再び建てられた。その折、書家に楼上の額を書かせたところ、その高さのために生きた心地がせず、下りて来た時には書家の髪が真っ白になっていたと伝える。凌雲観ともいう。

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