最新 地学事典 「凌風丸」の解説
りょうふうまる
凌風丸
Ryofu Maru
気象庁の海洋気象観測船。1995年6月竣工(現在は3世)。全長82メートル,総トン数1,380トン。日本周辺および北西太平洋海域において海洋気象観測を行っている。主要な観測装置はCTD(Conductivity Temperature Depth profiler)で,気候変動に係る海洋の長期変動を把握するため,水深6,000mまでの水温,塩分のほか,溶存酸素,栄養塩や全炭酸等のデータを取得。航走中も洋上大気や表面海水中の二酸化炭素を観測。これらのデータはWeb上で公開し,国際的なデータベースに提供。海上気象と高層気象観測装置も備え,線状降水帯のメカニズム解明に向けた観測も実施。2024年3月に4世が就航。
執筆者:中野 俊也
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

