凍結療法(読み)とうけつりょうほう(その他表記)cryotherapy

翻訳|cryotherapy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凍結療法」の意味・わかりやすい解説

凍結療法
とうけつりょうほう
cryotherapy

癌組織を急速に凍結させたあと,ゆっくり溶解させて癌組織を破壊させる治療法。-196℃の液体窒素を癌組織の表面に直接接触させたり,癌組織内に細い管で注入させて冷凍解凍を繰返しながら破壊を行う。冷凍すると組織の出血が少なく,知覚も麻痺するため,麻酔も簡単なことが利点である。現段階では進行癌や末期癌の一部に限られているが,皮膚口腔癌,消化器系癌,乳癌など比較的多くの癌に適用が可能なので研究が進んでいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む