凝集性(読み)ぎょうしゅうせい(その他表記)cohesiveness

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凝集性」の意味・わかりやすい解説

凝集性
ぎょうしゅうせい
cohesiveness

社会学的には集合体の統合性の強さをさす概念として É.デュルケム以来,統合という概念と並んで用いられてきたが,その厳密な定義はなされていない。これに対して社会心理学グループ・ダイナミックス分野では定義も厳密で操作化も進んでいる。 L.フェスティンガーらは「成員に対して集団内にとどまるように働く力の全体的な場」と定義し,D.P.カートライトらは「集団へのひきつけ」と定義している。集団のモラール集団規範による成員の動機づけ,リーダーシップなどと関連する重要な概念である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む