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処女膜裂傷(読み)しょじょまくれっしょう(その他表記)Laceration of the hymen

六訂版 家庭医学大全科 「処女膜裂傷」の解説

処女膜裂傷
しょじょまくれっしょう
Laceration of the hymen
(女性の病気と妊娠・出産)

どんな損傷か目次を見る

 腟の入り口にある処女膜に生じる裂傷で、性交分娩により起こります。

原因は何か目次を見る

 処女膜は性交渉の経験の無い女性ではこのヒダが腟口の一部を塞いでいますが、性交や分娩などの過進展により裂傷や破綻します。とくに暴力的な性行為後などに認められ、裂傷が処女膜だけでなく、会陰や腟壁まで及ぶことがあります。

検査と診断目次を見る

 左右の小陰唇に囲まれた腟口の入り口にある薄いヒダである処女膜に裂傷を認めます。

症状の現れ方目次を見る

 処女膜は性交時に破綻しますが、その際に出血や痛みを生じることがあります。多くは一時的なものでほとんど処置を必要とすることはありませんが、まれに損傷の程度が大きい裂傷となることがあります。

治療の方法目次を見る

 出血が多い場合や痛みの強い場合は、縫合などの処置を必要とすることがあります。

西井 修

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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