出し櫓(読み)だしやぐら

精選版 日本国語大辞典 「出し櫓」の意味・読み・例文・類語

だし‐やぐら【出櫓・出矢倉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 城郭の外に張り出して構えたやぐら
    1. [初出の実例]「屏を塗り堀をほりて、高櫓・出櫓(ダシやぐら)三百余箇所にかき双た事なれば」(出典太平記(14C後)一四)
  3. 肩にかついで移動できる簡単なやぐら。舁櫓(かきやぐら)
    1. [初出の実例]「かきやぐらと云はかきてありく也。出矢蔵も此心得あり」(出典:築城記(1565))
  4. 和船船首または船尾に突き出して設けた屋根。海御座船・川御座船に設ける。だしやね。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android