出山遺跡(読み)でやまいせき

日本歴史地名大系 「出山遺跡」の解説

出山遺跡
でやまいせき

[現在地名]新潟市太郎代 出山

新潟市北東端、北蒲原きたかんばら聖籠せいろう町と境を接する海浜砂丘下にある古代製塩遺跡。現海岸線から四〇〇―五〇〇メートル内陸に入り、包含層の上部に約八メートルの砂層が堆積している。新潟東港掘込工事の際に発見され、昭和四四年(一九六九)緊急発掘調査が実施された。包含層は海面すれすれの位置にあり、製塩土器の細片が約一メートルの厚さで、ぎっしり詰まった状態で包含されていた。遺構は明確ではないが、直径一メートルほどで浅く掘りくぼめた炉が数基検出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む